AI弁護士の可能性2
さて、ざっと調べてみるに、次のような企業が、法務関連の事項についてより効率的なサービスを展開していることが分かった。
Cogent Labs | Shaping the future with Artificial Intelligence | 株式会社コージェントラボ
これらのサービスが提供されはじめたのは比較的最近であろう。
もっとも、契約リスク判定などにおける最終的なチェックは弁護士が行うようだ(契約リスク判定サービスHP参照)。
同じく資格が必要とされる専門業である医者についても、例えば患者側からより正確に病状を伝えるための問診票の作成や、医師側からの患者の病状やこれに対する処置・治療を正確に記録するためのカルテの作成における補助の他、(既に実用化されているようだが(米IBMの人工知能「ワトソン」 病名見抜き難病治療に貢献 |日刊ゲンダイヘルスケア))診断の補助を人工知能が担うようになると考えられる。そして最終的なチェックは、前述の弁護士の場合と同様、資格を有する医師が行うことになるだろう。
さらに、契約のマッチングについても、次のような企業があった。
ビジネス一般:
WizBiz(ビジネスマッチングが無料でできる | WizBizビジネスマッチングサイト)
事業承継・M&Aに特化:
TRANBI(事業承継・M&AのマッチングといえばM&AマーケットTRANBI【トランビ】)
雇用契約に特化:
KENJINS(日本最大級の顧問契約マッチングサイト|KENJINS)
結論として、大体のサービスは既に展開されていた。
今後需要が高まる分野で自社のサービスを展開するには、全くのゼロから価値創造を行うというよりは、よりニッチな領域を探索する方向で行う必要がありそうだ。